ドメインを選ぶ場合、そのドメインがどれくらいの被リンクを持っているかというのはドメインパワーを測る際とても重要になってきますが、ただ単に被リンクをいっぱい持っていればいいわけではありません。

世界中でつながっている価値のある被リンク

ドメインの被リンクは同IPからでは意味がない

「SEO対策」を行う上で重要な要素の一つである「被リンク」ですが、これは基本的に様々なIPでリンクを貼ってもらうということが大切です。被リンクが増えればそれだけ「多くの人に支持されているコンテンツである」という評価をクローラーがしやすくなりますが、そのリンク自体が価値の低いサイトからのものであればその効果も無くなってしまいます。
以前ならば、どこからの被リンクなのかということよりもどのくらいの被リンクを獲得できているのかということの方が重視されていたこともありましたが、少なくとも現在ではそういった方法で評価を上げることはほぼ出来なくなっています。ただ、同一IPからの被リンクが全く意味がないものであると言う訳ではありません。
同一IPからの被リンクと言うことは、いわゆる「内部SEO」に近い位置づけになります。SEO対策において内部SEOの最適化を行うことは比較的重要なことで、それによってクローラーから高い評価を得やすくなると言った効果が期待できます。また、集客したユーザーに対して「より長く滞在してもらう、より多くのコンテンツを見てもらう」という目的でも高い効果を発揮してくれるものでもある為、クローラーに対してのアピールと言う意味でも価値があります。
ドメインは、それ自体がある程度の価値を持っているものです。そのドメインで運営されているサイトがどの程度評価されているのかによってその価値が変わってくるため、高評価を獲得しているWEBサイトを運営しているドメインはクローラーからも好かれていると考えることが出来ます。ということは、結果的に同一IPからの被リンクであってもドメインの価値を高める効果はある程度期待できると言うことになります。

ドメインを守れ!危険な被リンクの拒否

ドメインが受けている被リンクはSEOにおいて貴重なものです。被リンク対策には通常時間がかかるため、得られた被リンクはGoogleからも有効に評価されます。ただし、中には望ましくない被リンクもあります。自動生成された大量の被リンクや、質の低いサイトからの被リンクなどです。これらのサイトから受けている被リンクは、Googleのアルゴリズムで解析され、プラスに評価されることの無いように対策が講じられています。ですが、中には放っておくとSEO的にマイナスになってしまう被リンクも考えられます。あまりにも危険な被リンクと判断される場合は、その被リンクを否認する旨、Googleにリクエストすることができます。
被リンクはもちろん、そのサイトのオーナーにしかコントロールできませんが、Googleに不要な被リンクを知らせることで、その被リンクをアルゴリズムの評価過程で無視するようにリクエストできるのです。
これを実施する場合は、まずはサーチコンソールの「サイトへのリンク」のページから、被リンクの一覧をCSV形式のファイルでダウンロードします。そして、否認するリンクのURLだけを抜き出し、一行にURLを一件ずつ記載した状態で、テキストファイルに保存します。特定のドメインを一括で指定することもできます。次に「リンクの否認ツールのページ」に移動します。このページにある「リンクを否認する」ボタンをクリックして、指示に従って先ほどのテキストファイルをアップロードします。
なお、この作業を行わなくても、通常の低品質な被リンクであれば、Googleのほうで被リンクを無視してくれます。逆に、必要もないのにこの作業を行ってしまうとSEOのパフォーマンスに悪影響が及ぶ場合があるので注意が必要です。

ドメインが被リンクを受けるとクロールされやすい?

ドメインに対する被リンクが多いと、それだけサーチエンジンのクロール頻度が高くなります。グーグルの場合、クロールの頻度はサーチコンソールでの「クロールの統計情報」でグラフで表示されます。
サーチエンジンのクローラーが、サイトをクロールすると、Webページのデータがインデックスされてサーチエンジンのデータベースに保存され、ランキングプログラムによりページのランキングが決定します。このクロールのきっかけになるのが、他サイトからのリンクになります。
被リンクが豊富なほど、このクロールの頻度が高くなります。サイトにクローラーが頻繁に訪れるようになると、そのサイトのコンテンツに対する評価が正確になります。ページを更新したり、追加したりした時にコンテンツが評価されるようになるのです。つまり、なるべく頻繁にクロールされたほうがSEOに有利と言えます。逆に言えば、クロールされなければ、いくらコンテンツやキーワードを選定しても効果がない可能性があります。そのため、クロールのきっかけになる被リンクは重要です。
しかし、被リンクを受けても、サイトのコンテンツの質が良くないと、ランキングは向上するとも限りません。つまり被リンクを受けたから即座にランキングが上がるとも限らないということです。サーチエンジンの目的は、良いコンテンツを保有するサイトを評価して表示順位を決定するということであり、この目的を満たすサーチエンジンほど、ユーザーからの支持も集まるでしょう。
サーチエンジンが被リンクをたどってドメインをクロールし、ランキングを決定する際、良いコンテンツを用意しておくことで、上位の順位を獲得する可能性が高くなります。